ここまの心
韓国食い道楽 (2005,2,23〜25)
昨年の冬、若手噺家一行による『香港食べ歩きツアー』を成功裡に納め、
再びこの企画の復活を誓ったのでした。
そして1年。
今回我々が食べ歩くのは、韓国。
「韓国は冬がいい。寒い時期に辛いものを食うのがまた美味いんだよ!」
前回、香港から戻る機内でそう話していた古今亭駿菊師匠。
再び、その大兄から一枚のチラシが届いたのでした。
『今がチャンス!プレジャー
ソウル / ビックリ価格!!26,800円〜』
むむ、すごい。
航空券とホテル2泊の宿泊費が付いて、この値段。
先日の四国巡りよりもよっぽど安いっす。
そして集まった精鋭7名。
先達っつあんはやはりこの方、古今亭駿菊師匠。
ご夫婦での参加は柳家三太楼師匠。
あぁ、この写真、お姉さんが思いっきり被っちゃってます・・・
兄さん、もうちょっと頭引っ込めて!(もう遅い)
そして、やっぱりいるぞ!「男前の」五街道佐助兄さん。
さらにスペシャルゲストとして、古今亭菊寿師匠と落語協会賛助会員の岡先生。
菊寿師匠は以前、ソウルの街中で向こうの方に道を尋ねられ、
ちゃんと教えてあげた、なんという逸話が残っております。
岡先生は『自称、落語協会公認歯科医』。
若手からお囃子のお師匠さんまでが通い、
果ては故・古今亭志ん朝師匠もお世話になっておりました。
中野の名歯科医。実はウチのご近所。
(小駒は歯医者に通ったことがないので、まだ先生にお世話になっておりませんが・・・)okadent’s WEBSITE
こんなメンバーで再び食べ歩きます!!
あ、先にお断りしておきますが、香港ツアーにも増して食い物の写真ばかりですので、
あまり面白みはござんせん。m(__)m
初日・23日朝、京成ライナーで成田へ。
「汗かいちゃった」
こんなに寒いさなか、おもむろに脱ぎだす男前。
そういえば、去年も電車内で裸になってた忌まわしい記憶が・・・(笑)
昼・ソウルの仁川(インチョン)空港に到着。
佐助兄、0℃近いソウルに降り立った時にもTシャツ一枚で歩いてました。
ホテルに荷物を置いたら、早速、記念すべき第1食目となる店へ。
菊寿師匠オススメの『正統 参鶏湯 元家』
韓国語は見ても分からん。
が、この店は看板が漢字だったのでよく分かる。
「とりあえずカンパ〜イ!!」
香港でもそうだったけど、ビールが薄いッつうか軽い。
水のようにクイックイッと入っていきます。
近年、日本のスーパーでもごく普通にキムチが置いてあります。
が、さすがキムチの本場、その種類と味の多様さは比べ物になりませぬ。
え〜と、これは白菜と、大根と、ニンニクのキムチかな。
ビール呑んで、キムチをつまんで。
韓国のお酒といえば、焼酎。向こうの言葉で「ソジュ」
どこの店でも「ソジュ!」って頼むと、これが出てくる。
で、このジンロ、ちょっと甘いんですなァ。
どうやら製造工程で砂糖かなんかを入れてるらしい。
このままクイッと呑めます。呑み続けます。
何だっけ?これ。
出てきてすぐになくなっちゃったから、おそらく美味かったんだろう。
これも何だか忘れた。
すげぇ辛そうに見えるけど、それほどじゃなかった。
そして、本日のメイン。『参鶏湯』(サムゲタン)
「若鶏の中に高麗人参、にんにく、なつめ、もち米などを詰め込んで煮込んだ韓国伝統料理です」、とのこと。
石焼き鍋からぐつぐつと音が聞こえてきますねぇ。
この熱々加減がさらに胃液の分泌を促進させます。
手っ取り早く鶏肉を崩して、取り分ける。色とりどり。
「ふぅ、ご馳走様でした!」
機内食も食ってることだし、まずはこれぐらいで勘弁してやろう。
腹ごなしに街中へ繰り出す一行であった。