ここまの心




7月4日

また、久し振りに怒涛のホームページ更新をやらかそうと思っております。
1ヶ月間限定。
では、よーいスタート!!



7月5日


たい平兄さんのナレーション物まねでもお馴染みの(笑)、日本テレビ『ぶらり途中下車の旅』(音声出ます)
燕湯@御徒町の取材に同行しました。

今回の旅人は車だん吉さん。
山手線の新橋〜御徒町の旅、「昭和の香りのする所」を廻ったそうです。

燕湯に立ち寄っただん吉さん。
ひとっ風呂浴びようかというところで、出会った若者。
聞けば、落語家さんだと言うではないか。
湯船につかりながら、湯屋番のさわりをひとくさり。
「下町の銭湯もいいなァ・・・」

そんな感じで撮ったんですが、さて、実際に使われますかどうか。
放送は7月30日だそうです。
どうぞ、お楽しみに!



7月6日


そういえば、昨日の浅草昼席、主任のウチの師匠が高座に上がって
「さて、何を演りましょうか――」ったところで、客席から「明烏!」の声。

仲入りで圓菊師匠が幾夜餅を掛けてたので、廓噺(くるわばなし)二席ってのもどうかなァ、と。

「あぁ、明烏ねェ・・・、んん、せっかくお声が掛かったんだから・・・」

お、演るんだ、これは得したなァ、と袖から耳をそばだてておりました。
ところが、師匠もしばらく演ってなかったようで、花魁の「浦里」の名前が出てこない。

噺も終盤に差し掛かったあたりで、「このお相手の浦里が・・・」
名前がすっと出てきたら、客席から拍手が(笑)。
師匠も苦笑い。

高座を降りてきてから楽屋で、
「思い出しながらだったからな。他の噺なら名前なんて何だっていいんだ。
でも明烏は、新内、芝居と、浦里・時次郎って決まってるからなァ。」


ちなみに、根多を注文したお客様からは、ご祝儀を頂戴しておりました!
オイラもこの世界に入ってなかったら、一度は噺をリクエストしてみたかったなァ・・・
えぇ、もちろんガバッと懐に用意しておいて!
・・・まぁ、空想はただですからね。



7月7日


PTAの研修会の席にお呼ばれ。
中学校の校長先生やら、警視庁少年係のお巡りさん、PTA役員のお母様方の前で一席。

タイトルが、『人情噺に学ぶ親子の対話』
どうすれば子供が非行に走らないか、まじめに勉強に取り組んでくれるか、
親の指導法を落語から学び取ろう。

・・・根本的に、落語の捉え方を間違っているような気がしてなりません(笑)。
現代人が落語から教わるべきことはたくさんあるとは思いますが、
教育委員会やPTAの考え方とは、大分かけ離れているんじゃねぇかと・・・

桃太郎を演ろうか、子は鎹にしとこうか。・・・すげぇ両極端。
どちらも、親子の対話を見事に描いた噺ですから!


そんなことを思いながら、いざ高座に上がれば、
「あ、あの人キレイだな、こちらの方はちょっと色っぽいなァ、
むむぅ、色は年増に留めさすとはこの事か!いいなァ人妻って・・・」
そんなことばっかり考えているような訳・・・は、決してありませんから!!
いや、ホント、絶対にないって!!信じて!マジマジ!!



7月8日


先日の『ぶらり途中下車の旅』の取材、実はひょんなことがきっかけでそこに至りまして。
ある冊子の特集記事を見たスタッフの方からお話を頂きました。

その冊子というのが、『相鉄瓦版』
横浜を基点に神奈川を横断する相鉄線、その駅構内などで配布されている文庫サイズのフリーペーパーです。
その6月号の特集記事が『銭湯でリフレッシュ』
これまた思いがけず、“銭湯”で検索してこのホームページにたどり着いた編集部からのご依頼だったのですよ!
あぁ、だらだらと思い付きと惰性で流してきた小駒自主サイトが、実際に仕事につながって行くなんて・・・、感無量です!!

いや、喜んでる場合じゃない。
6月号ってことは、もう終わってるじゃないですか!
もうね、なにやってんだ、オイラは!!

でも、あちら様のサイトにバックナンバーが掲載されていますので、リンク貼っておきますね。

インタビューだったもんですから、もう口から出任せもいいところ(笑)。
今だから云いますけど。
ずいぶんといい加減なこと喋ってますよ〜。
文章に起こしたのをFAXしてもらいましたが、校正の原稿送り返したのに、ちっとも直ってない。
まま、よくあることでしょう。

そんなことよりも!!今になって思い出した!
このギャラ○○百万円、まだもらってないよ!!(ちょっと過大表現)
神田神保町・ウィンダムのキセさん、忘れちゃヤだよッ!(笑)



7月9日


長旅の仕事ってのが、ごくたまに入ってきます。
自称・旅人のオイラとしては(今決めました)、日本全国、いや、世界各国へと飛び回りたいなァ、と。
それには、呼んでもらえるだけの芸を身につけなくちゃいけませんが。

来月、船の仕事を頂きましたよ〜!
船ッつっても、屋形船の余興じゃない。(それはそれで好きです)
世界を旅する、クルーズ船。
のんびりと優雅に旅を楽しむ最高峰に位置する、豪華客船ですよ!
イメージとしては、タイタニック号。
・・・いや、決して沈みませんが。

結構、若手も行ってるんですねぇ。
菊之丞兄さんなんかは、何度も世界一周クルーズに乗船してます。
真打のお披露目で、商船三井からのお祝いに、飛鳥(船の名前ね)をデザインした後ろ幕が印象的でした。
菊朗兄さん、三之助兄さんも行ってるみたい。
金八兄さんのサイトを見たら、仕事以外の時間の過ごし方が載ってて参考になりました!
今度、その話を聞かせてもらおっと。ご馳走になりながら(笑)。

8月の中旬、横浜を出航して、韓国の古都・慶州へ立ち寄り。
世界遺産を巡って、下関・関門海峡の花火を船上から眺め、徳島の阿波踊りに参加して、
その合間に落語まで楽しもうって、贅沢三昧ですね。

そりゃァね、リアルタイム更新を狙ってますが・・・
2月の晴海〜徳島フェリーの例もあって、募る想いも届かぬ電波、ですから。



7月10日


寄席の近辺の美味い物屋をご紹介。
上野警察署向かいの『おきな庵』
浅草から上野までブラブラと歩くとき、または鈴本からちょっと足を伸ばして行ってみてください。
ごくありきたりな街中の蕎麦屋ですが、ねぎせいろが名物。
大きめの器に入った温かい付け汁に、しゃきしゃきとしたねぎ、そしてイカのかき揚げが入ってます。
このかき揚げを崩しながら、つゆをたっぷりと浸して手繰って下さいな。
オツを気取るこたァないっす。
扇橋師匠のお気に入り。
うちの師匠が教えたんだって云ってましたが。

浅草寺裏っ手、5656会館の奥にある『弁天』
ここも普通の蕎麦屋。
鳥そうめんが美味い。
そうめんって奴は、あまり表で注文することのない食い物ですが、自分ちでテキトーに茹でたのとはやっぱり違いますから。
四谷のサンミュージック辺りに、絶品のそうめんを食わせる店があるんだよ、と世之介師情報。
今度ご馳走になりますよ!ぜひ!

雷門並びの『尾張屋』
ここは浅草演芸ホールに出てる芸人がしょっちゅう行く店です。
やっぱり昔っからの蕎麦屋。
並木の藪ほど気取ってないので、気楽に入れます。
でっかい海老天が有名ですが、そばと汁の味はここを基準にすると分かりやすい。

浅草六区交番裏の『翁そば』
ここは以前にもご紹介しました。
地元民の店ですから、乙な蕎麦は出てきませんが。
注文するセリフはいつも一緒。
カレー南蛮、そばで。冷や台でお願いしま〜す!」
腹いっぱいになるよ。

雷門から蔵前方面へ。
うなぎの初小川並びの『馬賊』
ここも浅草に出てるときは必ず行くなぁ。
手打ちのラーメン屋。
本職の中国人が、玉を打って伸ばして麺にして行く、あっという間の工程が見もの。
しょっちゅうサボってタバコ吸ってるけど(笑)。
いつもタン麺オンリー。

鈴本や黒門亭の前後には、御徒町の『ぷん福まる』
チャーハンの種類が多い!
パラリと軽く炒めたもの、しっとりと仕上げたもの、その種類にあわせて火加減も変えてるそうですが。
土鍋ごはんもお薦め。
香港に行った時に街中で湯気を立てていたあの土鍋ご飯。
もちろん味付けは違いますが、これはこれで美味いっす。
ちょっと甘辛のあんが掛かって、底のご飯がおこげになって、フゥフゥ吹きながら、ゆっくりと味わうと・・・もう幸せェ〜!
(現在は別の店になってます!)


以上、この10日間に行った店をリストアップしてみました。
・・・せっかく寄席に入ってるのに、その様子にあんまり触れないのは、不甲斐ない高座なのかなぁとお察しくださいませ。(^_^;)ゞ



7月11日


毎日、寄席通いの足として活躍中のバイク。
九段の交差点で、信号待ちでエンジンを切ったら、再スタートしなくなっちゃった!
ライトは点くんだけど、セルがまったく回らない。
後ろの車がクラクションを鳴らす。
こういう時には、焦りは禁物。
ハザード点けて合図を送り、ひとまず後ろの車をやり過ごす。
片道3車線のセンター寄り、車列の間を縫って、「ちょいと御免よ」って足で漕ぎながら(これじゃ自転車だ)歩道へ避難。

方々いじってみたけど、原因が分からない。
これが普通のバイクなら、キックスタートだとか押し掛けって方法もあるのだが、あいにくこちとらオートマのスクーターでぃ。
便利な反面、動かなくなるともうお手上げ。
仕方がないので、邪魔にならないところに停めて、電車で帰宅。

ツールボックス一式抱えて、道端で整備作業にいそしむか、あきらめてバイク屋に引き上げてもらうか。
ふと思いついて、某巨大掲示板のバイクスレッドで相談してみた。
おぉ、すぐに原因箇所を詳細に教えてくれる人が現れる。
モノは使いようだ。

九段へ出直し。
先述のアドバイスに従い、あっという間にエンジン復活!
小さなスイッチの不良ってだけでした。
あんな奴のために、この馬鹿でかい図体が動かなくなるとは・・・
そんな子に育てた覚えはありません!!(笑)




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