銭湯体制につけ!


信州・美ヶ原温泉
2002年5月25〜26日


5月。新緑の季節。旅に出るにはもってこいの時期。
この前後2週間、オイラは温泉漬けになっていた。
2日前に信州・上山田温泉での「ざぶとん寄席」から帰ってきたばかり。
来週には、新潟は燕温泉での十日間山籠りひとり強化合宿が待ち構えている。
(燕温泉特集を参照のこと)
その上、国立・浅草と寄席の出番まで重なって、まるで売れっ子芸人のような気分。(^_^;)
その合間を縫っての、温泉旅館での余興のご依頼。
なんて夢のようなスケジュールなんだ!
忙しさの中、温泉地での仕事でほっと一息。趣味と実益を兼ね備えて、何ともまァ理想的。

25日、この日は神楽坂の毘沙門様で、若手の落語会『神楽坂兄キ』がありまして。
企画段階からかなり気合の入った番組だったので、本来ならばお終いまで見届け、
打ち上げで次回の検討をするところでしたが。
高座が終わって、すぐに特急あずさに乗らなきゃいけない。
月に数回、こう忙しくなる時がある。いや、大きく出過ぎた。年に、ですよ。

終点・松本に着いた時には夜の7時半を回っていた。
ここからタクシーで15分くらいか。目指すは美ヶ原温泉・きみの湯旅館。(←FLASH使いまくり)

目白の学生寮のOBたちが集まって温泉宿での親睦会&ゴルフコンペ。
この中に、日大落研OBの先輩が参加していて、そのつながりで頂いたお仕事なんです。
宿に到着した時点で、すでに宴もたけなわ。かなり意識も怪しい大人たち。
こんな酔っ払い相手に、みっちりと語り込んでしまいました〜 (>_<)
余興ネタにしときゃ良かったのねん。選択ミス。申し訳ない!

そのまま2次会、3次会。
でもオイラには温泉という目的がある。酔いつぶれて寝るわけにはいきませんですよ!
夜中、宿の露天風呂で足早に過ぎ去った一日を思い返して、ふと時計を見たら2時間以上浸かってました。
就寝。
と思ったら、朝5時半に叩き起こされる。
今度はお隣りの温泉浴場に入りに行こう!って。
年寄り(!)は朝が早いもんです。
でも、旅先でテンションが上がってるからすぐに目覚める。
表に出たらいい天気。
美ヶ原温泉・きみの湯旅館
左手に見えますのが、おジャマしたきみの湯旅館。

振り返ると、落ち着いた温泉地の景色が。
遠くに信州の山並みが霞んで見えますねぇ。
きみの湯旅館と白糸浴場

そして、この美ヶ原温泉の、地元の方々も利用するという、いわゆる公衆浴場。
つまりは銭湯ってことだ!
『白糸浴場 三態』。いや、三体、かな。
白糸浴場・男湯は手前ですよ白糸温泉・正面白糸浴場・全景はこんな感じ
この飾らない佇まい。銭湯隊員を静かに迎え入れてくれます。
中に入ると、番台が。そこだ!銭湯体制に就け!
こんな田舎町ですが、いや、だからこそ朝5時半から営業しております。240円。安心価格。

朝っぱらから湯船は満員御礼。年寄りが佃煮にするほど入ってやがる。煮込んじまうぞ、コラァ!
宿に戻って、朝飯を3遍お代わりして、女将さんが淹れてくれたモーニングコーヒーですっきりたら、直にチェックアウト。
営業トラックに便乗して東京まで帰ってきました。
浅草演芸ホール・夜の部に駆け込みセーフ。
こんな仕事、毎週ねぇかなぁ!

※その後、白糸浴場は改装され、ごくありふれた入浴施設になってしまいました・・・

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