ここまの心
香港食べ歩きツアー特集 (2004,2,4〜7)
3日目(後半)
気を取り直して、お買い物でもしましょうか。
地下鉄で佐敦(ジョーダン)へ。
日本の券売機では小さな切符を使ってますが、あちらはテレカサイズのカードが出てきます。
ちなみに、すべて自動改札。
で、出るときに回収して、またそのカードが再使用されるわけで、環境にも優しくなっておりますな。
地元のスーパーへ。
陳列棚が並ぶその光景は、近所の東急ストアと大して変わらない様子。
ところが、食材コーナーの奥へと入っていくと・・・
金網に入れられた亀や蛇、そして○○までもが!!
何も見なかったことにして、平穏にお茶なんぞを買い求めてオモテへ。
「重慶(チョンキン)マンション」
出発前に駿菊兄さんから、食べたい/食べられないもの、行きたいところ、なんてアンケートを受けまして。
で、オイラは「一昔前の香港映画に出てくるような、雑然とした街並みが見たい」、と回答。
ひとまず、昨日の北角の古いビル群で、その想像通りの風景に満足しました。
ところがそれをはるかに上回る、雑然を通り越した危険な香りの建物へと一行は導かれた。
ドコここ?インド系やイスラム系の人ばっかしだよ。
つうか、薄暗くて細く入り組んでて、迷い込んだら二度と出てこられないような。
一言で云うと、“ヤバい”オーラを放ってますよ、ここ。
マンション?一部屋4人ぐらいのドミトリーっすか。
よく知ってますねぇ。
え?泊まったこともあるんですか?!
いやはや、香港マスターっすねぇ。
観光ツアーじゃ、絶対に連れてこないですな。
ホテルに戻って、一休み。
ツアーパック(飛行機と宿泊だけですが)でオマケに付いてきたドリンクサービスでさえ、このレベルの高さ。
タピオカ入りマンゴージュース。
日本で飲んだら、いくらぐらいだろう・・・(なんと無粋な)
さ、今晩も旨いモンの記録と参りますか。
灣仔(ワンチャイ)の『醉湖海鮮酒家』
昨日から狙っていた、海鮮ですよ!
相当混む店らしいです。
ちゃんと予約しておいてくれたとは、さすがはマスター!
(また写真が、フラッシュ焚かず、ホワイトバランスなんて知んないよ〜レベルなので、変な色味で申し訳ない!)
見ても分かんない。
いや、品物は分からなくても、数は勘定できます。
コースだろうね。2人前〜8人前ってことでしょ。
2人前が4品、8人前だと7品付くのか。
ってことは、大人数で行ったほうが、安く、かつ、いろんなのが食べられるってことですな。
とりあえず、食前酒。
日本でもお馴染みの、チンタオビール。
あ、あのねぇ・・・、取り分ける前に撮っておきなさいな、写真をさ!
ハナっからフライング。
肉やら野菜やら、旨みを搾り出したスープ。
何と云うか、不思議な味ですな。え?ライチも入ってんの?!?!スゲェ〜!
エビ〜!海老〜〜!!
見ての通り、エビの茹でたの。
出てきたとたん、皆んなの手が伸びて、あっという間に殻だけになる。
厚揚げと湯葉、後はシイタケかな?それにエビの卵を絡めたもの。
通風を患う前に、一度は喰っとけ!ってなモンで。
土鍋の炊き込みご飯。中身は干し魚と鶏?かなり不確か。
これねぇ、初日の晩、佐敦の街角で見掛けたんです。
店頭の五徳に掛けられた土鍋、炊き上がったところを卵で閉じて、露店に出されたテーブルで喰らいつく地元の人たち。
うぉ〜〜!!あれ、食いてぇ〜〜!!
そしたら、こんなところでお目に掛かれるとは。
何だっけ?これ。
青菜とシイタケに卵のあんかけ??
食べるのに夢中で、メモ取る隙もなかった・・・
そして、本日のメイン!!
でっかい白身魚の香油掛け。
でかいくせに、大味じゃねぇ。
繊細な白身に、乗ってるネギ?もいいアクセント。
煮汁だけでご飯三杯はいけちゃうぜ。
もうね、皆んな無我夢中で箸を伸ばす。
喋る暇も有らばこそ。この一瞬だけは、静かな噺家連中。
ご馳走様でした!!
スプーンで骨周りの身までこそげ取ってるねぇ。
完食、それはうまさのバロメーター。
クルミのお汁粉。
トローッとして、地味な甘さで余は満足じゃ!
スゲェ腹いっぱい。
そりゃそうだ、5人で8人前食ったんだから。
さぁてと、ホテルへ戻ってゆっくり休みますか――と思ったら。
何とこの後、さらに「食」は続くんです!!