ここまの心
韓国食い道楽・その2 (2009,1,26〜28)
辛いモン食って汗をかいた体に、容赦なく吹き付ける寒風。
体感温度はマイナス10数℃にもなろうかという・・・
もう、気も狂わんばかりの寒さ。
ホテルのたどり着く前に、凍死する者が出る恐れすらある。
たまらず飛び込んだカフェ。
朝飯食ったばかりだというのに、コーヒーとドーナツを各々注文。
食べ掛けを感じさせない撮影技術(笑)
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ホテルへ戻って、もう一枚着込み、次に出掛けたのは、仁寺洞(インサドン)ってとこ。
骨董店、筆屋、ギャラリーなどが並ぶ、芸術の香りのする街。
メインの通りは、旧正月にも関わらず、そこそこの人出で、何だか嬉しくなる。
昨日のゴーストタウンっぷりは、もうご勘弁。
街中の広場で、遊ぶ。
体を動かしてないと、寒さに耐えられない。
そうこうしてるうちに、もうお昼。
昼食(ちゅうじき)と行こうじゃねぇか。
「何だかうまそうだな」
店の看板を吟味する後姿は、左から岡先生、馬石師匠、志ん公さん。
日本語で表記してあるけど、『からみ けいーろく』、『たこ ルチギ』って何だかさっぱり分からない。
ちなみに、志ん公さんは、背負ってるこの小さなリュックが持ち物全て。
この形で日本を出て、そして帰国しました。
あまりの手ぶら振りに、入国審査で厳しく問い詰められたのも当然のこと。
着替えひとつ持たずに海外とは、たいした度胸ですなぁ。
タツカルビとなってますが、正しくは『ダッカルビ』とのこと。
『鉄鍋料理の一つ。肉と野菜とコチュジャンなどを合わせて炒める』ものだそうです。
行った時のレートが1ウォン=0.065円ぐらいだから、7,000ウォンで500円弱。
すごいね。
付き出しで出てきたキムチと謎の物体。
左の、わかめスープだと思って口にしたら、酸っぱかった時の衝撃たるや・・・
で、注文したのが、骨なし鶏肉のダッカルビと、生ダコのダッカルビ。
これを炒めるわけですな。
生ダコは大きなのが入ってるので、店の兄ちゃんがはさみで小さくしてくれる。
ビールを呑みながら、見守る者たち。
さ、火が通ったら、いただきま〜す!
箸を付ける男前
お、ちょっとカレーパウダーを入れてあるな。
コチュジャンが効いてて辛いけど、ビールに合うね。
これまた、あっという間になくなりました。
野菜やタコ、肉から出た汁が鍋に残っててもったいないなぁ、と思ったら
これを使って、〆に炒飯が出来るんだそう。
そりゃ、頼まない手はないだろ。
ご飯と鍋の汁、コチュジャンを合わせ、卵を落として手際よく掻き回す。
あっという間にダッカルビ炒飯の出来上がり!
鍋の〆って、何でこんなに美味いんだろ。
具材のエキスが染み出てるからねぇ。
ビール呑んで、焼酎も頼んで、美味い鍋食って、これでひとり千円行かないって?!
こりゃ、ありがてぇ!!