ここまの心
韓国食い道楽・その2 (2009,1,26〜28)
初日の夜は、岡先生(落語協会賛助会員)が成田空港で買った高級ウイスキーを
皆んなであっという間に空けちゃいました。
明朝、半分酒の残った体で、朝食を求めて屋外へ出・・・
さ、寒い!!!
何だ、この寒さは?!
氷点下10℃ぐらいじゃねぇのか。
もうね、まともに歩けませんよ。
ぴょんぴょん飛び跳ねながら歩いてないと凍え死んじゃうって。
さらに、運の悪いことに・・・
ソウルは、車優先の交通事情と、国防上の対策からか、地下街が発達しているので、
寒風を避けながら、地下に張り巡らされたその道筋を進めば、それほど凍えることも
ないはずだったんですが。
昨日に続き、旧正月で地下街すらも締め切られてましたよ。
仕方ない。
ぴょンぴょン芸人たちは、極寒のソウルで飛び跳ねて暖を取るのでした。とほほ・・・
南大門(ナンデムン)――
やはり、前回の旅で、2日目の朝食を求めたのが、この地でした。
変わったところは・・・、一ヶ所。
「南大門」という歴史的建造物が放火で焼け落ちたのが、一年前。
ひでぇこと、しやがる。
バーミヤンの石窟もそうですが、悪意を持った人間には、なす術もない。
ウチの近所の、谷中の五重塔も、心中に巻き込まれて、焼け落ちたんだって。
日暮里・本行寺(月見寺)のご住職も、燃え盛る塔をただ唖然と見守るしかなかった、
熾きになって、なお、なかなか崩れ落ちなかったその姿と、それを呆然と眺める幸田文さん
(『五重塔』幸田露伴の娘)の横顔が印象的だった、とその時の様子を聞かしてくれました。
閑話休題。
前回の様子をご覧になると、あぁ、なるほど、ここならもう一度来たくなるその気持ちが
分かっていただけますでしょうかな。
店の表で、石鍋だの、大釜が湯気を濛々と上げて、煮込まれていたあの場所ですよ。
ムジン屋っつったのか。そこまでメモしてなかった。
でも、あの石焼鍋たちは健在でした。
豆腐(スンドゥブ)チゲ
韓国へ再び訪れる、と話が出た時から、これを食おうと決めてました。
前回は岡先生が頼んでて、味見をさせてもらって、その印象が強かったもんで。
見た目の通り、辛いです。そして、旨いです。
上にチラリと写ってるのは、cassという名のビール。朝ビールさね。
だって、辛いからさ、ビール呑みながらじゃないと、つらいんだもん。
そうまでして食べたい、不思議な食いモン。
韓国では、ご飯がアルミだかの金属の器に入って、出てくる。
そういや、箸も鉄製でした。
重い箸って、慣れないと使いづらいなァ。
味噌チゲ
味噌といっても、日本のとは違う味だそうです。
だそうです、ってのは、味見してないから。覚えてないだけかも。
でも、やっぱり旨そう。
キムチチゲ
これまた辛そう!
ソルロンタン
コムタン?クッパだっけ?
ともかく、牛煮込みのスープ。
やさしい味です。前回、オイラが頼んだのがこれだ。
これもまた、ご飯とあわせて、朝食に最適。
深い味わいが、胃に染み渡ります。
ビビン麺
汁なしの辛味冷麺ってとこです。
日本じゃ、焼肉屋でしかお目に掛かれない冷麺。
ラーメンが大流行なんだから、冷麺もいけそうな気がするんだけどなぁ。
よくかき回して、甘辛ツルツルもちもちの渾然一体。
まずは、しっかりと朝食をとって、体を目覚めさせ、ツアー二日目、
元気にGo!!