ここまの心
韓国食い道楽　（2005,2,23〜25）

２日目の朝――
南大門の食堂へ。
昨晩、前を通りかかったときに、店のおばちゃんに盛んに声を掛けられまして。
「じゃ、明日の朝来るから。何時からやってるの？え？２４時間営業？！すげぇ。」

店の前では、石焼き鍋が重ねられ、盛大に火に掛けられております。
ソウルの寒い朝に立ち上る湯気。
普段朝食を食べない人でも、これを見りゃァ腹も減るってもんです。

こちらの大鍋も、通り過ぎる人の足を止めるのに充分な匂いと湯気を上げてくれます。

勝手に足が店の中に進んで行く・・・

豆腐のチゲ鍋。
「スントゥブチゲ」と申します。

辛そう？うん、からいっす！
でもね、朝飯としてサイコー！！
辛いチゲ鍋にやわらか〜い豆腐のみ。

「付き馬」で、居残りの男が店の若い衆を連れて吉原の朝の町をブラブラ歩きます。
昨日の晩の酒がまだちょっと（腹の中に）残ってる、でも小腹が減ってきた、
じゃぁッてんで縄のれんをくぐって、迎え酒を一杯やります。
そのときに頼むのが湯豆腐。
豆腐はサッパリしてて、酒にもよくって、あとでお飯も食える。

これから“食べ歩こう！”という我々には、目覚ましにピッタリの小鍋。
この企画で第２位の小駒お気に入りでした！！

ソルロンタン
「牛の骨や内臓でだしをとった白いスープ」だったのか！
焼肉屋でよく〆に食うコムタンと似てます。
サッパリした塩味で、これもおまんまに合うなァ。

冷麺！！

以前、新宿・末広亭の土曜 深夜寄席（若手の落語会）が終わってから、
「近所の焼肉屋で冷麺だけ食って帰るぞ！」と、出演者一同で意気込んだことがあります。
（結局は、呑んじゃいましたが・・・）

たまに、無性に食いたくなる冷麺。
これまた、サッパリしてて乙なもんです。

海苔巻き、ってわざわざ書き示すこたぁない。
なんでこの状況で海苔巻きを頼むかなァ・・・。
いや、誰とは申しませんが。

「男前」は違った感性をお持ちのようです（笑）。

前へ　　BACK　　次へ