ここまの心




6月2日


国立復帰第2段、若手研精会、無事お開き。
毎回応援してくださってる『維新號』さんのお饅頭と、さらにいちごのプレゼントも加わって、
帰りのロビーはごった返してました。
思い起こせば、以前は毎月、国立で演ってたんだからすごいもんだ。

今回の芝居噺、裏方を務めてくださったのは、三味線・おはる師匠、太鼓・前座の春夢くん、
ツケ・出番のなかった遊馬兄さん。
いきなり頼んだのに、快く受けてくれました。感謝。

慣れてくれば、気持ちよく出来るんだ。こういう噺は。
納得のいくように、これから磨いて仕上げます。
どれだけ時間が掛かるか分かりませんが。



6月4日


柳家小三治著、『バ・イ・ク』

研精会の打ち上げで、「そういえば、ウチの師匠、また本を出したんだよ。
以前に出した、文庫版だけど。それ、伯楽師匠がほぼ主役だから!」、
と三三・三之助兄さん情報。

翌朝、すぐに本屋へ。
小三治師匠の本だから、演芸関係の棚・・・には置いてない。
じゃぁ、バイク関連は・・・雑誌ばかりで小の字も出てこない。
どのコーナー?
旅行、芸能、園芸、料理、家庭の医学・・・さっぱり分からん。

レジ脇の検索端末で見つけ出した!
講談社文庫の新刊でした。
文庫版だって云ってただろ!

まだ読みかけですが、仲間内でよく話題になる、ウチの師匠の事故話がメイン(笑)。

今日、楽屋で一琴兄さんとウチの師匠が揃ってたので、その話題を振ってみました。

小駒 「小三治師匠、また本出したそうですねぇ」
一琴 「あぁ、バイクってのね。ずいぶん前の、再版だけど。」
小駒 「おととい、三三兄さんから師匠が主役だからって言われて――」(責任転嫁)
伯楽 「おぉ、オレんとこにも送ってきたよ。でもあの事故のおかげで、
    未だに毎年、羅臼で落語会が続いてるからなぁ。20数年かな。」
小駒 「あんなとこで落語会が根付くってのも、すごいですね。」
一琴 「あんなとこって、ウチのカミさん、隣町の出身なんだけどな。」
小駒 「えっ?!・・・あわわわ」



6月10日


国立定席、10日間休みもなく勤めました。
いや〜、長かった!
普段、寄席に入っても、二ッ目は交互出演なので、5日間しかないわけです。
いつもの倍、働いちゃった!
しかも、国立はきっちりと時間割が組まれてるから、たっぷり15分使えるのですよ。
(寄席の尺度では15分は“たっぷり”)
これはありがたい。

さらに今回は、志遊兄さんのお後だったので、サラ口(前座の後の出番)では
演れないような噺も勉強させてもらいました。

そうそう、5月から(かな?)、国立の定席に立川流も顔付けするようになったそうです。
(顔付けってのは、寄席の出番を組むこと)
ただし二ッ目のみ、らしいですが。
で、オイラよりもずっと先輩の志遊兄さんが前に上がるという、不自然な形ではありましたが、
寄席でご一緒できるってのは、嬉しいもんです。
あちらのご一門の話もいろいろ聞かせてもらって、情報収集(笑)。

以前にも書いたかもしれませんが、国立はさすが親方日の丸、設備がずば抜けて素晴らしい!
オイラは毎日、早めに楽屋入りして、国立劇場地下の『大浴場』でひとっ風呂浴びてたりして(笑)。
楽屋も広くてきれいで、出演者も寄席にしては少ないので、のびのび使えます。
・・・こんなこと書いても、芸人以外には何の関わりもないんですが(笑)。

これから月末まで結構ヒマなので、もう1席ぐらいネタおろししよっかなァ。
あ、昨日は馬遊兄キとの勉強会、来てくださった方には厚く御礼申し上げます!
1席目のネタおろしでいっぱいいっぱいでした。実は。
そんな告白も申し訳ないんですが。
3日前に一琴兄さんに教わったばかりで、どうにも乱暴極まりない。

7月は上、中席と寄席に入ってるので、12〜3分高座の噺をまた思い出さないと!
コンパクト、かつ、笑いを凝縮してお伝えしま〜す!



6月22日


新宿駅のホームで女の子二人組みに声を掛けられる。
二人ともすっげぇかわいい。22、3歳ってところか。

周りがうるさくて何て云ってるのかよく聞き取れない。
ん??
え、英語??
日本人と同じような顔立ちしてたから、台湾とか香港あたりのコかな。

どうやら、駅の改札の場所を聞いているのだが、
「どこに行きたいの?」って質問すらままならない。
Come fromは〜から来ました、いや、行くんだからGo to―んん・・・
May I help you? は、どうしました?だったし。(多分)


向こうはペラペラッと喋るから分かりそうな言葉を拾って。
思いつく単語を並べて。
分かったのか、あるいは諦めたのか、Thank you!って。

おそらく3%ぐらい意思の疎通が図れたような気がする。
電車に乗ってからも胸の中にもやもやが残って。

改札まで連れてってあげてもよかったかなァ?いや、親切でだよ、下心なんてちっともないよ、そこから先の展開は、あ、言葉分かんないから無理だわ、でもかわいかったな、カラコンしてたな、やっぱナチュラルメイクいいよね、英語習おっかな、純粋な動機だよ、せっかく声掛けてくれたのにもったいなかったな、何がもったいないんだか、これから引き返そうかな、もう遅いって、時間戻せないかな、なんだったら東京案内しちゃうよ、おいしいもの食べた?それより呑みに行こっか、どこ泊まってるの、いや何にもしないからさ、お邪魔しまーす、うははははあぁぁ・・・


そんな訳で、今、朝馬師匠のお芝居の稽古中。(お手伝いで混乱中)



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