ここまの心




1月2日


今年の初湯は松本湯。

さて、まったく個人的な事柄から自主サイトのスタートです。
初詣でだのご挨拶回りだの、そんなことはさておいて、「いかにして初湯に浸かるか」。
これが最も気掛かりな年頭のイベントでございます。

ほとんどの銭湯は、お元日は休み。
当たり前ですね。銭湯の主だって、初詣でぐらいは出掛けないと。
で、そのまま三が日をのんびり過ごしたいところでしょうが、お客が黙っちゃいない。
俺を初湯に入れろ、と。

初湯は縁起物です。
一年の初めに身を清める意味合いも込めて、朝湯に浸かるのです。
ですから、1月2日の朝から昼過ぎまでの営業時間が多く見られます。
(都内近郊の銭湯の場合)

お正月のどこか厳かな気分ながら、なかなかの賑わいで結構でございました。


おっと、正月早々このサイトを振り返ってみると、ウチの一門のお正月風景が
過去3年、ちっともリポートされておりませんな。
いかにも噺家らしいお正月風景・・・かどうか、また後日更新いたします。
(早起き続きでもう眠くなっちゃったのよ)



1月16日


お正月風景を報告しますよ〜と言いながら、もう月半ば。
え〜と、来年に持ち越します。m(__)m早過ぎだっつーの。

さがみはらの若手落語家選手権。
いっぱいのご来場、ありがとうございます。
100名以上お入りいただけたようで、感謝しております。

本選出場権は、佐助兄さんがかっさらって行きました。
ハイテンションの火焔太鼓。いい出来でした。納得。

ワタクシは、湯屋番を。
えー、どうだったんだろ。

今の自分に何が足りないのか。何を求められているのか。
どう進みたいのか、それには何が必要なのか。
次に繋げていく課題を見出せたのが、大きな収穫だったと思ってます。
怖いので、手前ェの順位は聞きませんでしたが(笑)。



1月18日


今年もまた、信州・岡谷の圓蔵・伯楽落語会に行って参りました。
年1回で28回目。つまり28年。
主催者も、出演者も、そしてお客様も共に同じ時を過ごして来たわけで。
「へ〜・・・、ほォー・・・、ふ〜む・・・」
オイラなぞは、ただひたすら感心するばかりです。
前座代わりのクセに、飛び道具的なネタでどうもスイマセン。
ドタバタしてて、高座に上がるまで何を演ろうかちっとも考えてなかったもんですから・・・
「ウケりゃいいや」、もとい、「目いっぱい笑っていただこう!」の精神で。

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伯楽の著書、お買い上げいただきましたお客様、改めて御礼申し上げます。
あぁ、そうだ。
このホームページをご覧になって、伯楽にご注文いただいた方、なお一層の感謝を申し上げます!!
師匠からお礼を云われてしまいました。
かえって恐縮するばかり・・・。

あぁ、こちらのサイトでもご注文を受付けております。
今、決めました。
もちろん、特別サービス付き!
お買い上げ頂いた方のお名前も添えて、直筆サイン入り本をお手元にお届けいたします!
まずはcocoma@kingentei.comまでメールにてどうぞ!
もちろんご定価で。(別途送料)
お待ちしておりま〜す!!
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宣伝を間に挟みながら、再び岡谷の続き。
ハネてから打ち上げ。
馬肉刺し、桜鍋。旨いねぇ。
帰りにはお土産付き。
何から何まで、お気遣いが嬉しい。

主催者の神渡(みわたり)って地酒の社長さん、っつうか岡谷市の市長さんですが、
最初から最後までずーっとお付き合いいただきまして。
挨拶だけして聞きもせずに帰っちゃうようなお偉方とは大違い。よッ!さすが!!

で、お土産に頂いたお酒の詰め合わせ。
その中に、にごり酒が。
大好きなんです。このにごり酒ってヤツが。個人的に。
それも、酒粕を後から混ぜたようなまがい物ではなくて、純なにごり酒。(なんだそりゃ)
ビンに詰めてからも、発酵過程は留まるところを知りません。
シュワシュワしてるんですよ!分かりますか?!
酵母が口の中で主張してるんです。
「活きてるんだぞ!」、と。

『蔵出し活性にごり生酒 氷湖の雫』By,神渡
あぁ、もう酔っ払っちゃった。
戯言はもうこの辺で。



1月30日


えぇ、おかげ様で体調不良は一日にして治りました。
ほとんど何も食べてなかったので、力が抜けていたかもしれませんが。

今日、うれしいことがありました。
早朝寄席のモギリにて。
一人のご婦人が「ちょっと教えていただきたいんですが・・・。」
落語協会ホームページから早朝寄席の出演情報をプリントアウトしたのを手にして。
「このお名前はなんて読むでしょう。」
「きんげんていここま、です。えー、私ですが。」
「あら、あなたでしたか。いえ、私ね、神保町のまんてんって・・・、分かりますか。」
まんてん・・・、まんてん・・・、!!!
「まんてんカレー!」
「そうです。主人と一緒に来るつもりだったんですけど、ちょっと今日は都合が悪くなっちゃって。」
「そうですか!いやぁ、最近は月イチぐらいでしか行ってませんが。
大好きなんです!へ〜、あ、そうですか、まんてんカレーの!
で、おカミさんはいつも・・・、あぁ、隣のとんかつ屋のほうですか。
あっちはあんまり行ってないんですが。いや、うれしいなァ、どうも!」

いや、ビックリしました。
まるで、意中の女性が突然目の前に現れたような(笑)。
まんてんのおカミさんが協会サイトの情報を頼りに見に来てくださいました。

ところで、どこで小駒を知ったんでしょう?
あ、検索かけたらプロフィールかなんかが引っ掛かったのかな。

で、Googleで「まんてん カレー」って、調べてみましたが。
ブログがよく引っ掛かってるね。
ま、なんにしてもあの店の情報が少しでも出てくるってのは、まんてんファンとしてはうれしいもので。
でもね、みんなカツカレーばっかり撮ってるよ。
オイラに云わせれば、コロッケカレー。これが最強。
(伝説の「全乗せ」は超人レベルですが。)
揚げたてコロッケに、『正しい日本の』ライスカレー。
そう、まんてんはライスカレーなのだ。
近ごろ流行りのスープカレーなんざ、汁物じゃねぇか。
日本人は黙って小麦粉延ばしのライスカレーを食うべし。

今年も正月から鍋いっぱいのカレー作りに励みましたが、やはり目指すは『まんてんカレー』。
あのトロミ具合。ひき肉ベースの具。辛すぎないカレー粉ブレンド。
あらゆる世代に受け入れられる、日本人の大好物。ライスカレー。

まんてんを語らせたら、長講一席になりますよ。
もうね、ホント大好き。
私の理想のカレー像は「まんてん」ですから!

明日、鈴本に行く前にまんてんに寄ってこっと。申し訳ない!


☆まんてんデータ☆
AM11:00〜PM8:00ごろ
日祝休み(とんかつ屋は土日祝休み)
カレー屋(おやじさん)と、とんかつ・定食屋(おかみさん)が隣り合わせ
場所はこちら(MapFan) 細ーい路地の奥・・・よく猫が寝てる・・・




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