ここまの心




2月18日


よかった〜、紀伊国屋寄席、ウラが返った〜。
久し振りに「片棒」を掛けてみましたよ。

ずーっとレギュラーを勤めていらっしゃいました小さん師匠が
昨年いっぱいでこの会を勇退されたのは記憶に新しい出来事。
客足、少し落ちてるのかなぁ・・・
でもその反動か、早い時間から客席が埋まるようになったそう。
お目当てが上がる時間までお見えにならない方々も少なくなかったからね。



「カネ払って見に来てるんだ、俺の勝手だろう。」
時々耳にするセリフ。
そうなのかなぁ・・・って考えちゃった。
携帯電話。鳴るんだ、よく。噺の途中で。

場内放送でも、呼び出し音はお切り下さいって云ってるんだけどね。
まァ、うっかりってことはありますよ。切り忘れちゃったって。
それはしょうがない。

そうじゃなくて、分かってて切り替えない人。
「何で、客が芸人に気を使わなくちゃいけないんだ」ってんだけど・・・
どう思う?

「それも対処するのが実力だ」?
仰せの通りですがね。
そんなことを云ってるんじゃない。

つまり、周りのお客さんに迷惑を掛けてることにも気付いてくれってんだ。
あなただけじゃないだろ、カネ払って見に来てるのは。

それでも、「切るか切らないかは、俺の自由だ」という方。
そういった方は見に来る資格がございません。
”お客”ですらないな。

スーツを着た、会社では重要な役職についてるような方が平気で電話に出ちゃうんだから。
あァ、情けなや・・・



2月21日


近所の「寿湯」。
お薬師さんの商店街通りにあるんでいつも賑わってて好きなところです。
コインランドリーも清潔だし、掃除も行き届いてるし、深夜1時までやってて
前座時代はとってもありがたかった。

しばらく遠ざかってたので、久し振りに行ってみた。
ところが、ちょっとした異変が・・・

ここの湯は、日替わりで入浴剤が変わるんですわ。
森林の湯、ワインの湯、薬草の湯 etc...

何気なく湯船に足を入れてみて、「ん?・・・何かが・・・違う・・・」。
なんとなく、熱さがピリピリッと来るんだ。
なんだろう・・・・、、、ハッ!
透明なんだ、湯が。ただの湯。

そう、入浴剤を入れなくなっちゃったんだよ。
どうしてだろうねぇ。
やっぱり不況の影響なのかなぁ。

・・・好きだったのにな。



2月22日


”普天間基地の「イセツモンダイ」”



・・・・・いや、別に軍事課題を追及しようってんじゃなくて・・・・・
ふとニュースでこの言葉を耳にしたときに、「伊勢津問題」??・・・・・・って・・・・
♪伊勢ぇ〜はぁ津で持つ、津は伊勢ぇ〜でぇ持ぉ〜つ、よーいよーい・・・・・



すんません。



2月26日


小駒的映画の日。
新宿ピカデリーにて『ハリーポッター』を観てきましたよ〜。

え?なに、誰と行ったのかって?
一人ですよ、ひとり。余計なお世話です!
本当に観たい映画のときにはひとりに限ります。

これだけ話題の作品なら並ぶのも覚悟して行ってみると・・・あれ?空いてるじゃん。
なぜ?


女の子、かわいかったねぇ。主人公の同級生の。
西洋系のコはきれいな顔立ちしてるよ。
成長するとゴツくなっちゃうけど。



2月27日


昨日に引き続き、小駒的映画の日。
まずは、東映の『化粧師<けわいし>』
新宿・末広亭から大通りへ出た向かいの映画館。
いや、広くてビックリした。
キャパ、600近くあるの?
そりゃ、デカいわ。

東映の宣伝って、どうしてあんなに古臭いの?
「よい子には、東映マンガ祭り!」って、オイラがガキの時分から、ちっとも変わってないよ。


椎名桔平主演
(どうでもいいが、”桔”って字、出すのに苦労したぞ。音読みでは”ケツ、ケン”だってさ)
椎名桔平さんって、ビールのCMしか知らないんです。
何せ、テレビ見ないもんですから。っていうか、持ってないし。
(ちなみに、あのCMの演技指導したの、横目家助平 改メ 柳家一琴師だって、知ってました?)
だから、トヨエツとも区別がつかないんです。

町娘、菅野美穂
くわ〜ッ! かわいいっす!
管野美穂って、あんなにかわいかったっけか?
あんな人に、もてあそばれてみたい。
遊びでもいいから、弄ばれたい。
きれいに化粧した白無垢姿よりも、闊達な娘のほうが魅力的でしたよん。

下女、池脇千鶴
おぉ〜!われらが池脇千鶴!(どこの我らだよ?!)
かわいい管野美穂も、池脇千鶴の前では、形無しですぜ。
池脇千鶴って、素の表情もいいよね。
顔は人柄を表すって言うけど、たぶん素もあんな感じなんだろうね。(だからどんなだよ?)

好きなんです、池脇千鶴さん。
かなり以前に、なんかの広告に出てて、惚れちゃったんです。
って、説明になってねえや。
とにかく好きなの!
今、NHKの朝ドラに出てるけど、あれは見てないんですわ。
って言うか、テレビないし。(もうわかったって!)
身長、どれ位なんだろう・・・、食べ物は何が好きなのかなぁ・・・
あゝいう、おっとり系のかわいさって、たまらなく好きなんです。


ちょっと、泣いちゃいました。
町娘の管野美穂が結婚しちゃうあたりで。
ワタクシ、感動しやすいタチなんで、すぐ泣けます。
貧乏母さんに化粧するシーンもね。
いいね、日本人は涙が好きだから。
お涙頂戴、ニッポン人って。
そのくせ、人前で笑うのは恥だって文化もあるし。
落語家も大変よ。
顔で笑って、心で泣いて。って、寅さんかぃ!



一息入れたら、今度は、昨日も行った新宿ピカデリーへ。
『オーシャン11』

昨日のハリポタが空いてたから、大丈夫だろうって、余裕かましてぎりぎりに入ったら、ヒトヒト人。
何?水曜日はレディースディ???
だから、『化粧師』も女性が多かったのか。
桔平ファンだけじゃなかったのかな?

かなり、端っこのほうになっちゃった。
まぁ、頂いた招待券だから、文句は言えないけどね。
『オーシャン11』は、1ヶ月くらい前に、銀座の地下道の看板で見かけて、
ヒマだったら見ようかなーってぼんやり思ってた作品。
泥棒の話です。

落語のほうじゃ、マヌケな盗人って相場は決まってるけど、こちらはまんまと盗み取る。
あ、うまくいく噺もあるわ。
「黄金餅」
聞いたこと、あるかなぁ。
今はやる人がほとんどいないから、めったに高座にはかからない。
っていうか、昔も流行ってないだろうな。
死体の腹から、銭を盗るっての。
サラッと軽く勢いでやるか、物凄くやるか、どっちにしてもヤな噺だな。


で、『オーシャン11』
洒落たセリフって、洋画に多いんだよね。
この映画でも、ステキなセリフがあったんだけど、忘れちった!
ゴメンね。

中ほど、金庫に忍び込むシーン。
シーンと静まり返るなか(シャレじゃなくって)、「・・・スー・・・・・ンゴォ・・・・・」
何?
「ズゴゴォ・・・・・・・・・ぐがあぁー・・・・・・・・・ぐごががああぁぁぁー」
ッるせぃ!ジジイ!
見ると、隣の隣のとなりに60絡みの小汚ねえジジイが。
止む気配がないので、イスをドン!って叩いてみた。
そしたら、のっそりと起き上がって、コートを着直して、また寝ちゃった。

しばらくしたら、いびきも聞こえてこなくなったので、どうやらレム睡眠に入った模様。

そんな『オーシャン11』でした。



2月28日


日大落研の先輩からお仕事をいただく。
IBMのユーザー企業の方々をバスに乗っけて、『月島もんじゃと寄席ツアー』って企画。

朝、有楽町の東京国際フォーラムへ。
ここで、今、IBMのフォーラムが行われているわけです。
スーツ姿のビジネスマンがひしめくなか、このガラス張りのデザイナー建築のホールに
着物姿の若人(わこうど)がぽつんと一人。
そう、私です。

小雨のパラつく中、外資系エリートを乗っけてバスは大川、隅田川を越えて不思議な下町、月島へ。


学生のころ、初めてここに来たときには、あまりのもんじゃ焼きの店の多さに、愕然としたものです。
だって、月島の商店街って、数百メートルってところなのに、
その中に50軒以上のもんじゃ焼きの店、みせ、ミセ・・・
何なんだ!この街は?!
ここの住民はもんじゃが主食か?!!


行き先は、新興勢力の”ムーの子孫”。ヘンな名前。
団体客をさばけるように、広いスペースにガス台テーブル(?)がずらっと並んでいる。
でも、店員さんは二人だけ。
一人は、あんまり日本語が通じないし・・・
で、肝心のお味は・・・・・
・・・・・・・・・・・
ここだけの話にしておいてほしいんですが、あんまりオススメできません。この店。
団体客を引き込んで、数でさばこうって飲食店は、いい味出すのが大変でしょうから。
それに、せっかくもんじゃ焼きを食べに行ったのに、どうもだだっ広いわ、
言葉が通じないわじゃぁ、雰囲気も台無しってヤツです。
お安い食べ放題コースもあるようですが、たかだかもんじゃ焼き、いくら食べたって、たかが知れてます。
こじんまりしてても、ちょいと外見が古くても、ステキな店はいくらもあるハズ。
自分の足と舌で、好みの店を探してくださいな。

ちなみに、小駒オススメの店は・・・・忘れた!!
だって、そんなしょっちゅう行く所じゃないんだもん!


腹を満たしたら、お次は寄席へ。
月島からなら、一番近いのは、上野鈴本演芸場。
再び、バスの中では、マイクを握りしめ、落語界のウラ情報をこっそりと。


2時半、鈴本へ到着。
これにて、小駒は無事、無罪放免。



でも、もう一台の”柴又寅さんコース”のバスガイドさんと
JTBのツアコンのお姉さんのほうがかわいかったな〜。
Tel聞くヒマもなかった・・・。メルアドでも良かった・・・。





BACK   TOP   NEXT